伽倻琴(カヤグム)とは?
西暦6世紀頃、伽倻国のウルクという楽士によって作られ、伝えられてきた韓国の代表的な伝統楽器です。
楽器自体は、一本の桐(キリ)の木を楕円形(ダエンケイ)の筒状(ツツジョウ)に作り、その板の上に12本の糸を張ったものです。
弦は絹(キヌ)で出来ていて日本や中国の筝とは違い、爪をつけずに指で弦を弾いて演奏します。
右手の、指と爪で絃を弾きます。 左手には「ノンヒョン」という、絃に振動を与えたり、押さえたりという独特な奏法があり、
悲しさ、楽しさなど感 情を音に込め表します。深い音楽を表現するうえで左手の奏法は命とも云われています。
伽倻琴は湿気にとても弱く、絃がすぐに切れてしまうので、現在ではナイロンの絃も多く使われています。

伽倻琴散調(カヤグムサンジョ)
散調(サンジョ)とは、遅いリズムの旋律で始まり、徐々に駆けていく特長を持ちます。
伽倻琴散調は、10個の流派に分かれ、演奏法や旋律など独特な味を醸(カモ)し出す伽倻琴の伝統楽曲です。
韓国の伝統的なリズム(チャンダン)に乗せ、韓国伝統音楽の物悲しく、透き通るような音色を奏でます。
伽倻琴散調は本来一曲が40~50分程ですが、現在は舞台用に5~7分で演奏されることが、多いです。
散調(サンジョ)とは、遅いリズムの旋律で始まり、徐々に駆けていく特長を持ちます。
伽倻琴散調は、10個の流派に分かれ、演奏法や旋律など独特な味を醸(カモ)し出す伽倻琴の伝統楽曲です。
韓国の伝統的なリズム(チャンダン)に乗せ、韓国伝統音楽の物悲しく、透き通るような音色を奏でます。
伽倻琴散調は本来一曲が40~50分程ですが、現在は舞台用に5~7分で演奏されることが、多いです。

伽倻琴竝唱(カヤグムピョンチャン)

伽倻琴竝唱とは、伽倻琴で伴奏を弾きながら歌う、演奏法のことを言います。
南道地方で発生し、当時伽倻琴散調で名前をはせた演奏家たちは、大部分が伽倻琴竝唱を兼ねて演奏しました。
伽倻琴竝唱のための歌というのは特別に存在せず、南道地方の民謡や短歌、パンソリなどの一部を歌うことが常例と なっています。